子どもの人間関係も学習しないとね!
子どもの人間関係作りについて
以前は、けんかして、失敗して、そこから学ぶことがたくさんありました。また、家庭での兄弟関係から学ぶこともありました。
しかし、今は、子どもも少なく、以前より子ども一人に対して支援者が多くなっていて、声や手をかけ、事が起きないように・・・仕事としてついています。危険回避には必要なことですが、学ぶ機会は減ったのかもしれません。
そこで、人間関係に必要な重要なことを2点お伝えします。
まず、人と人には適切な距離感があります。これが近すぎるとトラブルの元です。近いと故意ではないのに手が当たってしまったり、押されたように感じたりなど、相手に嫌な思いをさせてしまう、嫌な思いをしてしまうことがあります。反対に親子間では近くしっかり受け止めてほしいものです。そして、「お友だちとはこれぐらいの距離だよ。」と少しずつ教えてあげてください。
次に、声の大きさです。近くにいるのに、楽しくても、怒っていても興奮すると大きな声になります。よく学校では「声のものさし・声の表」を使います。目で見るように、ささやくように・少し大きく・ふつうの声・発表する声・遠くの人の聞こえる声などと分けています。
また、大人側も叱るときは興奮しているのでついつい声が大きくなっていますね。すると、子どもも大きな声で返してきます。さらに大きな声で叱らなければならず・・・きりがありません。こんなときは、むしろ低く落ち着いた声で叱るのではなく、注意もしくは意見してあげてください。このほうが効果的です。学校教育でも使われている手法です。学級崩壊している学級は、先生も児童も大きな声が聞こえているのはこのためなのです。
子どもも大きな声で頭ごなしに言われると、「今、やろうと思っていたのに・・・。」と、よく見られる場面になってしまいます。
人間関係は、自分のため、相手のための思いやりです。
より良い人間関係にするには、さらに、「見る・聴く・記憶する」トレーニングをするともっとよくなります!