イメージ力ってどうやって伸ばすの?
小学校に入学して、自由画や感想文、作文を書くとき、イメージ力がないから描けない、文章に広がりがない等言われることがあります。
イメージ力って・・・
おいしいラーメンをイメージしてくださいと言われたとしても
もし、ラーメンを食べたことのない子どもには
ラーメンと言う言葉から、何もイメージできないはずです。
イメージって、そもそも自ら体験・経験するか、疑似体験するかから
思い浮かべることができることです。
ということは、いろいろな体験や経験をたくさんすることですね。
先日の指導で、4枚の絵カードを並べてお話をつくる課題をしました。
絵を見て、何をしているところなのかを理解して、矛盾のないように順序を考えて並べる、そして、お話をつくるというものです。
5歳の男の子ですが、
「お父さんと自転車のれんしゅうしてると」
「こけてしまった」
「病院に行って、ほうたいしてもっらった」
「だから、ともだちといっしょにあそべなかった」
ここまででもすごいのですが、
この子は、
「入院にならなくてよかったね」
「ともだちとあそべなくてかわいそう」
と、感想まで言ってくれました。
たった4枚の絵カードから、お話が生まれ、
自分の経験に照らし合わせての感想まで、すごいですよね!
このように、絵や写真、映像をきちんと言葉で表現し、それを共有したり、認めたりされることが、イメージ力を植え付け、豊かにすることに結びつきます。
これからも、たくさん会話しながら、たくさん共有し、認めてあげたいです。